骨盤矯正の通院頻度はどれくらいが最適

骨盤矯正とは、ゆがんだ骨盤を元に戻す施術です。1回施術を受けただけでも、骨盤矯正が実感できる場合もありますが、骨盤を完全に矯正するには、何度か通院する必要があります。骨盤のゆがみは生活習慣が原因で起こることが多く、1回骨盤矯正しただけで治ったように見えても、根本的な原因はそのまま残っている場合があります。そのため、骨盤を矯正するには何度も通院する必要がありますが、では通院頻度はどのくらいが適当なのでしょうか。
 

骨盤のゆがみは4種類

骨盤のゆがみには、大きく分けて4つのタイプがあります。

1.骨盤前傾タイプ

骨盤が前に傾くタイプのゆがみです。骨盤が前傾すると、胸と尻が突き出たようになり、見た目は姿勢がいいのですが、腰に大きな負担がかかるので腰痛の原因になります。腰に負担がかかると神経を圧迫され、太ももも張って苦しくなります。ハイヒールが原因で骨盤前傾が起きやすいと言われおり、日本女性の7割にこの傾向があると言われています。

2.骨盤後傾タイプ

骨盤がうしろに傾くタイプのゆがみです。背中を曲げて、頭を前に突き出す姿勢になるので猫背の原因になります。膝に負担がかかり、肩こりも起こりやすくなります。

3.骨盤開きタイプ

出産後に開いた骨盤が元に踊らない場合に、このタイプの骨盤のゆがみが起こります。下半身が太りやすく、O脚になりやすい傾向があります。

4.骨盤が左右に傾くタイプ

正面から見た場合に、骨盤の左右の高さが違うものです。片側の腰や腹の筋肉がこわばっていると、反対側の骨盤が下がってこの状態になります。また、尻の筋肉が右と左で違う場合も、起こりやすくなります。腰痛を伴うことが多く、日常生活には支障がなくても、運動などで疲れた際に痛みが出ることもあります。
 

骨盤矯正に通う頻度

骨盤矯正は、最初のうちは1週間に1回程度通えばいいでしょう。骨盤矯正は毎日通ったからといって、早く良くなるわけではありません。かといって、通院する間隔が開き過ぎると効果が薄らいでしまいます。ある程度通って骨盤が正しい位置に戻せたら、ある程度間隔をあけて通ってもいいでしょう。

どのくらいの間隔で通うのがいいのかは、人によっても違いがあり
、症状の重さによっても違いますが、2週間に1度くらいのペースで通って、様子を見るのがおすすめです。このペースで2カ月~3カ月くらい通ってみて、効果が出ているかどうかによって、その後の通院頻度を決めましょう。骨盤矯正が完治するまでに時間がかかるのは、骨盤のゆがみが長い間の生活習慣のせいで起きたものだからです。

長期間かけてゆがんだものを、すぐに治すことはできません。たとえ1回の施術で治ったように見えても、体の芯部まで治っていない場合が多く、あとで再発するケースがあるのはこのためです。そこで、完全に治ったと自分で実感できるまで、通う必要があるのです。

骨盤は日常生活の癖や姿勢の悪さ、出産などが原因で少しずつゆがんでいきます。このゆがみを1回や2回の施術で治そうとすると、体に大きな負担がかかるため、たとえ治っても今度は無理な施術をしたために、別の異常が起きかねません。このリスクを避けるために、徐々に骨盤を戻すので、時間がかかるのです。

また、骨盤がゆがむ原因は1つとは限らないため、すべての原因を解消しないと、完治したとは言えません。どれかの原因が残ったままでは、「骨盤を矯正したけど何かスッキリしない」といった、モヤモヤした状態が続くことになります。そのため、骨盤矯正を完治させるには、どうしても一定期間通院する必要があるのです。骨盤を矯正し、骨盤のゆがみを直していくと腰痛や肩こり、頭痛などの骨盤からくる体の不調が改善されていきます。
 

骨盤矯正は自分でできる?

結論から言いますと、骨盤矯正はある程度自分で行えます。しかし、骨盤矯正の知識も技術もない人が行うのはリスクがあるので、どの程度までセルフ治療ができるのか、どんな点に注意が必要なのかについて解説します。まず、骨盤を自分で矯正するのは、簡単ではないことを理解しましょう。ゆがんだ骨盤を治すには、正しい骨盤の位置を知る必要がありますが、自分の骨盤の正しい位置を知るのは困難です。

また、ゆがみが治ったかどうかも、自分ではわかりません。そのため、セルフ治療で骨盤矯正を完治するのは無理ですが、ある程度までなら可能です。セルフストレッチや、骨盤ベルトなどの商品が市販されているので、これらを活用してこれ以上骨盤がゆがまないようにしたり、正しい姿勢を保つように意識することはできるでしょう。これだけでも、十分に骨盤のゆがみの予防や改善に役立ちます。

また、すでに骨盤がゆがんで骨盤矯正が必要な人や、骨盤を矯正中の人でも、上記の市販品を使って補助的に役立てることができます。骨盤のゆがみが起こるのは、日常生活の癖が原因となっているので、なるべく正しい姿勢を取ることが大切ですが、セルフ治療をするうちに、正しい姿勢が身につくようになります。スマホを長時間操作すると猫背になりがちで、骨盤のゆがみを助長してしまいますが、正しい姿勢を心掛けるようになれば、こういった問題も改善するでしょう。
 

ここまでできるセルフ治療

骨盤のゆがみは、猫背や体の片側だけに、体重をかけるような動作を繰り返していると、悪化することがあります。これと同様に、片方の肩だけに重いバッグをかけるのも、悪い姿勢を取るのと変わりません。また、椅子の座り方や座ったときに足を組むことが遠因となって、骨盤をゆがませることもあります。さらに、筋肉が固くなると骨盤のゆがみにつながるので、筋肉をほぐすようなストレッチを取り入れると、骨盤のゆがみの改善に役立ちます。以下のストレッチは、自宅で簡単にできるので、ぜひ試してみてください。

骨盤周辺の筋肉をほぐす

骨盤周辺の筋肉が固くなると、骨盤のゆがみの原因になるので、ストレッチしてほぐしましょう。

  1. 仰向けになり、両膝を開いて足の裏をくっつけ、30秒間キープしましょう。
  2. 続いて、両足を膝で折り曲げ、ふくらはぎを強く引き寄せたまま30秒間キープしてください。足や背中を浮かせないのがコツです。これだけの簡単な動作を毎日続けるだけで、骨盤周辺のこわばった筋肉を和らげる効果があり、骨盤のゆがみの改善につながります。

尻の筋肉をほぐす

  1. 仰向けになり、右膝を持ち上げて右足のかかとを左膝に乗せます。
  2. 次に、左手で右ひざを引き寄せ、30秒間キープしてください。
  3. 足を元に戻したら、今度は左ひざで同じ動作を繰り返します。
  4. この動作を行うと、尻の筋肉が引っ張られるので筋肉がほぐれます。

上記の2つのストレッチを毎日行えば、かなりの効果があるでしょう。ただし、これだけでは十分ではないので、骨盤矯正を受けながらこのストレッチを行うか、骨盤のゆがみを予防するための補助動作と考えて行ってください。ただ単に骨盤矯正を受けるよりも、このストレッチを行いながら骨盤矯正したほうが、効率よく骨盤のゆがみを治せます。
 

まとめ

骨盤矯正とは、ゆがんだ骨盤を元に戻す施術ですが、骨盤のゆがみは長期間にわたる生活習慣が原因となっているので、完全に治るまでには何度も通院する必要があります。骨盤のゆがみは4種類ありますが、1番多いのは骨盤が前傾したことによるゆがみです。また、女性の場合は出産後に開いた骨盤が、元に戻らないケースもあります。骨盤矯正に通う頻度は、最初のうちは1週間に1回程度、その後は2週間に1回くらいでいいでしょう。骨盤矯正はある程度セルフ治療もできますが、あくまでも補助的なものと考えて行ってください。